2021年10月13日

ピンコロ石とは?どんな効果があるか紹介!

庭・アプローチ・外構について調べていると、「ピンコロ石」というキーワードを目にする機会があります。
砂利・玉石・敷石・石畳と比べるとあまり馴染みのないキーワードであり、どんなものかイメージできない方も多いでしょう。

そこで今回は、ピンコロ石の特徴や効果を紹介します。
どのような効果・メリットがあるかにも触れていますので、検討の材料とされてみてはいかがでしょうか。

 

■ピンコロ石とは

ピンコロ石とは、花崗岩を切り出した石材を指します。
80mm~100mm程度の大きさであることが多く、花崗岩らしいゴツゴツ感やザラザラ感が特徴です。
家づくりにおいては、庭やアプローチだけでなくガーデニングエリアに設置されることも多い石です。
古くから石畳の床材として歩道や広場に使われていた石でもあるため、耐久性が高いとも言われています。

 

■ピンコロ石のメリット

ここでは、ピンコロ石を使うメリットを紹介します。
デザイン性だけでなく機能性に関するメリットにも触れますので、参考にしてみましょう。

カラーバリエーションが豊富

ピンコロ石は、豊富なカラーバリエーションがあることでも知られています。
黒みの強いものから、コンクリートのような灰色のもの、デザインウォールや鮮やかな植栽が映えやすい白いもの、レンガやウッドの雰囲気によく合う赤みのものまで、希望にかなうものを見つけやすいのです。
単色で使うことも複数色を組み合わせながら使うこともできるため、デザインの幅に制限がありません。
イメージに合わせて自由に使えるため、人気を博している素材である理由が分かります。

ビシャン叩きなどの加工もできる

花崗岩を材料とする天然石のため、ひとつひとつの色合いや細かなサイズ感には多少の違いが生じます。
花崗岩の雰囲気はそのままに、凸凹をなくして規則性のある素材として活用したい場合、ビシャン叩きなどを施すことも可能です。
石工事用の硬質合金で叩くことで滑らかかつ平らな石にできるため、積み上げて門柱などにする方もいます。
凸凹を味として活用する方もいれば、ビシャン叩きなどを施して形状を揃える方もいるとわかれば、イメージに合った方を選択できるしょう。

天然石によってナチュラルな雰囲気を演出できる

ピンコロ石は天然石で、自然の風合いそのままにナチュラルな雰囲気を演出できます。
加工して形を変えたり凸凹を滑らかにしたりする場合でも、元々ピンコロ石が持っている風合いが損なわれることはありません。
日本では住宅のアプローチ舗装や花壇などに使われることが多いですが、ヨーロッパでは古くからの街並みにある石畳や歩道に使われることもあります。
また、天然石であるピンコロ石をわざと人工的に並べることでモダンな雰囲気を出せるなど、アレンジ性にも優れていると言えるでしょう。

割れにくく丈夫である

深成岩と呼ばれる花崗岩は、火山噴火後に地下でゆっくりと時間をかけて固まった岩で、密度が高く硬いことが特徴です。
つまり耐久性に優れており、多少硬いものを落としたり長年人が往復したりする程度では簡単に割れることがありません。
何十年と使用する墓石や建物にも使われている素材であることから、耐久性を重視したい人にうってつけだと言えるでしょう。

耐火性・耐熱性に優れている

花崗岩は元々火山で形成された石であるため、耐火性・耐熱性共に優れています。
丸1日直射日光が当たる場所にあっても日焼けや色あせしづらく、購入したときのままで使いやすいでしょう。
ピンコロ石の原料である花崗岩は石材のなかで比較的熱に弱いとされていますが、それでも570度程度までは十分耐えてくれるため、熱が原因で歪んだり割れたりすることはあまりないでしょう。
買い替えやメンテナンスにあまり時間を割けないご家庭にもおすすめです。

雑草が生えにくい

ピンコロ石を固定する際にモルタルなどを使うことが多く、雑草対策としても有効です。
アルカリ成分が出ることで余分な草が根付かないようにできるでしょう。
玄関アプローチや庭などに活用すれば、草むしりなどの手間を効果的に省くことが可能です。
反対に花壇など草木を生やしたい場所にはモルタルなどを使わず、ピンコロ石の風合いをそのままに使いやすくする手法もあります。使う場所によってアレンジできるため、業者に相談しながら決めていきましょう。

 

■ピンコロ石のデメリット

メリットに目が向きがちですが、ピンコロ石のデメリットも解説します。
「こんなはずではなかった」と後悔することのないよう、あらかじめメリット・デメリットどちらも確認しておきましょう。

極端な加工がしづらい

前述したビシャン叩きなど表面の凸凹を均して規則性を出すような加工はできますが、完璧な曲線や難易度の高い削り出しは難しい素材です。
タイルのようにぴったり綺麗に揃ったデザインにしたいときや、大理石のような滑らかな手触りを期待したいときには向きません。
引っ張り強度や曲げ強度が小さく、極端な力を加えることで割れてしまう可能性もあります。
大きな加工を前提とする場合は事前に理想形を伝え、どこまで加工できるか確認しておいた方がよいでしょう。

費用が高い場合がある

タイルやコンクリートなど完全な人工物と比較すると、天然石であるピンコロ石は少し高価な傾向があります。
加工すると加工分の料金が加算されたり、乱形に敷き詰めるなど石ひとつひとつを並べる場合には組み合わせ分のオプションが発生したりすることもあるでしょう。
施工する職人の腕ひとつで出来が左右されやすいこともデメリットだと言えます。
しかし、割安で提供してくれる業者を探したり腕のいい職人を探したりすることで、このデメリットは十分解消できます。
素材だけでなく業者も複数比較・検討しながら、なるべく費用負担を抑えて施工していきましょう。

ピンコロ石

■まとめ

ピンコロ石は、自然な風合いも手入れがされた規則性のある風合いも出せる使い勝手の幅が広い素材です。
庭や玄関前のアプローチに使えば、和風・洋風選ばずどのような家にもマッチしてくれるでしょう。
造園資材館では、砂利や玉石だけでなくピンコロ石も豊富に取り揃えています。
一見聞きなれない素材であるかのように感じられるかもしれませんが、汎用性は十分にあるため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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