2023年03月20日

人工芝は自分でDIYできる?場所に応じた敷き方8ステップ

人工芝はプロや業者に頼むのが一般的と考えがちですが、実はDIYを兼ねて自分で敷く方も増えています
難しそうにも感じられるかもしれませんが、事前に敷き方を調べて挑戦すれば、想像以上のコスパで人工芝にできるかもしれません。

今回は、人工芝をDIYでチャレンジするときのステップを紹介します。

「芝生を敷きたいけど費用は抑えたい」
「ドッグランを兼ねて人工芝にしたい」
「メンテナンスの手間を省きつつ緑を増やしたから人工芝を検討している」という方は、ぜひチェックしてみましょう。
芝DIY

■人工芝のDIYに必要な道具は?

まずは、人工芝のDIYに必要な道具を紹介します。
人工芝など専用の道具は資材屋やホームセンターで揃える必要がありますが、それ以外に専門的な機材を使うシーンはありません。

・人工芝
・(雑草対策も兼ねたい場合)防草シート
・山砂
・珪砂
・大小サイズのスコップ
・トンボ(グラウンドレーキ)
・カッターやハサミ
・養生テープもしくはガムテープ
・レンガや大きな石
・油性ペンなど
・U字釘
・トンカチ
・定規(直線を引きたいためメジャーでなく定規が望ましい)

なお、人工芝や砂の量は庭の広さにより変動するため事前に計算しておきましょう。
防草シートは必須でないものの、雑草対策もしたいのであれば人工芝を敷く際、一緒に入れてしまうのがおすすめです。
後で防草シートを敷き直すのは大きな手間になるだけでなくコストもかかってしまうので、なるべく準備しておきましょう。

■人工芝をDIYするステップ

ここからは早速、人工芝をDIYする方法を解説します。
手順を追って紹介するので、まずは完成までのイメージを膨らませていきましょう。

【1.雑草・石などを除去する】

まずは雑草・石などを徹底して除去します。
雑草は表面に出ているものだけでなく、根っこから引き抜くようにした方がよいでしょう。

また、マンホールの周りや壁際など、人工芝の隙間になりやすい部分や見落としやすい細かい部分(ゴミが集まりやすい部分)は特に丁寧におこないます。
最低限の除去だけで人工芝を敷いてしまうこともできますが、下準備のクオリティ次第で人工芝の寿命は大きく変わります。

少し面倒でもここでしっかり時間と手間をかけ、フラットな庭にしていきましょう。

【2.地面を整地する】

トンボを使って、地面を均すように整地していきます。
野球グラウンドや校庭などでも使われている、一般的なトンボを使えば問題ありません。
スコップで均していく方法もありますが、庭全体の傾きや凸凹を均すのにはあまり向きません。

また、トンボを使った後にスコップやレンガ・大きな石などを使って叩くように均せば、人工芝の沈みを防げます。
柔らかい土を踏み固めるようなイメージで、進めていきましょう。

なお、この後には下地となる砂を撒くため、神経質にならない程度のクオリティで問題ないでしょう。

【3.水はけが悪いところを中心に山砂を敷く】

水はけが悪いところには、山砂を敷いてまた叩き均します。
そのまま人工芝を敷いた場合、人工芝が浮いたり水たまりになったりして安定しなくなるので特に注意しましょう。

なお、より高いクオリティを望むのであれば転圧機をかける方法もあります。
ここでも、マンホールの周りや壁際など見落としやすいポイントをしっかり均せているかチェックしておきます。
山砂として、人工芝専用にコンクリート材になっている下地材を使うのもおすすめです。

【4.防草シートを敷く】

庭のサイズに合わせて防草シートを敷き、まずは土に乗せるようにしてチェックしてみましょう。
仮敷きの状態では、多少防草シートが大きくても問題ありません。
後からカットしたり折りたたんだりしながら、庭のサイズぴったりになるよう調整していきます。

しかし、防草シートは少しの引っ張りや風によって動いてしまうことが多いので、U字釘などを使ってマチ針のように留めていくのがおすすめです。

なお、人工芝に隠れてしまうのでこの段階ではU字釘だけでなく丸釘などでの代用も可能です。
マンホールなどの障害物や花壇などがあれば、曲線に合わせて除草シートもカットします。
カットしにくいときは油性ペンなどで線を引いておき、一度仮敷きから外してカットする方法もあります。

【5.人工芝を仮置きする】

購入した人工芝を、まずはそのまま置いてみましょう。
明らかにサイズアウトしている部分については、少し余白を残しながら切って大きさを整えていきます。

人工芝をよく見る方向(リビングなど)に芝の穂先が向くように敷くと、綺麗に見えます。
外から見たときに綺麗にしたいのであれば外向きに、庭の目の前がリビングの場合はリビング向き、など見え方を調整していきましょう。

この際も大まかにU字釘を打ちながら広げていくことで、人工芝が巻かれていたときのクセが取りやすくなったり、ズレを防止したりといった効果があります。

【6.人工芝のサイズを調整する】

大まかにカットした人工芝を、花壇やマンホールなどの形に合わせて丁寧にカットしていきます。
いきなりカットすることもできますが、初心者であればまずは人工芝の裏側にカット線を引き、少しずつカッターを入れていくのがよいでしょう。

短すぎると下地が見えてしまって景観を損ねますが、長すぎて障害物に被っているとそこから剥がれやすくなるので、ぴったりのサイズで切ることが大切です。

直線であれば定規を当てながら切ったり養生テープを貼りながら定規代わりにしたり、曲線であれば事前に端材で練習したりするのもおすすめです。

【7.U字釘を打って固定する】

人工芝のカットが終わったら、U字釘を打って固定します。

なお、人工芝の中心を釘打ちする必要はありません。
基本的には庭の外周と、人工芝と人工芝の境目だけでよいでしょう。
外周以外にU字釘を打ち込んでしまうと、万が一釘が浮き上がってきたときに怪我のもとになってしまいます。

芝を釘の上に被せるようにして打ち込めば、芝が釘で抑えられて剥げたような見た目になるのを防げるのでチャレンジしてみてください。

【8.珪砂で仕上げる】

人が多く出入りする庭や駐車場など負荷のかかる場所に人工芝を敷くのであれば、珪砂による仕上げがおすすめです。
特に人工芝とコンクリートの境目など、浮きや剥がれが心配な場所に敷き詰めるのがよいでしょう。

人工芝がめくれ上がったり浮いたりするのを防ぐ効果があり、見た目の寿命も使い心地の良さも向上します。

■どうしても不安な場合はプロに相談を!

人工芝は自分でDIYすることもできますが、複雑なサイズの庭や障害物の多い庭の場合、プロに任せた方が安心できるケースもあります。

また、DIYする場合でも人工芝の質により見た目の綺麗さや敷きやすさが変わるので、実物を目にしながら選定だけでもプロに頼んでみるのもよいでしょう。

特に、安価で質の低い人工芝の場合、陽の光に照らされて光ってしまったり毛足が短くてU字釘が目立ってしまったりするケースもあります。

反対に、質の高い人工芝であれば緑の青々しさを実感しやすく、見た目にも美しい庭に仕上げられるでしょう。

■まとめ

人工芝のDIYは、簡単にまとめると
「雑草や石の除去 ⇒ 土の整地 ⇒ 除草シート敷き ⇒ 人工芝敷き」の4ステップで完成です。

あとは最初の雑草の除去、細かいカッティングや土の叩き均しのクオリティ次第で完成形が決まるので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者であれば人工芝の選定だけでもプロに頼むなど、対策しておくこともおすすめです。

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