2021年10月13日

敷石のメリット・デメリットは?

庭やアプローチだけでなく、玄関前や通路に敷石を活用しているご家庭を見たことのある人は多いのではないでしょうか。
カラーやサイズを選べば自由に雰囲気を演出できるため憧れを持つ一方で、デメリットについても正しく知り、後悔のない施行することが重要です。

今回は、敷石のメリット・デメリットについて共に紹介します。

■メリット①:雑草が生えにくくなる

土ではなく石を敷くことにより、雑草が生えるのを防ぐ効果があります。
植物の種子が根付きにくく、草むしりや除草剤散布の手間を大きく減らします。
ただやはり石と石のスキマに雑草が生えることもあるため、完全に雑草をゼロにすることは難しいですが忙しい日々のなかでなるべく手間をかけず空間を楽しみたい人にとても向いています。

■メリット②:雨の日でも汚れにくい

泥水だらけになったり水溜まりができたりすることを防ぐため、雨の日でも服や靴が汚れにくくなります。
足跡や車輪の跡を都度洗い流すような手間も発生しにくく、いつでも同じ状態のまま楽しみやすくなるでしょう。
清潔感アップと手間の削減を同時にかなえられる手法であると分かります。

■メリット③:水はけをよくできる

雨の日でも足元を汚しにくいことと同様に、敷石を使って水はけをよくする方法もあります。
例えば吸水性に優れている素材の石を使うことで、雨などの水を直接地面に染み込ませにくくできます。
吸われた水分は時間をかけて少しずつ排出されるため、庭や玄関前が水浸しになることを防げます。
また、敷石同市の感覚を開けて目地を増やし、砂利の力を借りてさらに水はけをよくすることも可能です。
雨があがったのにいつまでの水だらけの庭にしたくない場合は、敷石を選択してみるとよさそうです。

■メリット④:見た目を美しく演出できる

敷石を使わず地面をむき出しにしたままにすることもできますが、見た目の美しさを重視するのであれば敷石を使った方がよいでしょう。
石の大きさやカラーを家に合わせて選定すれば、統一感のある雰囲気を演出できます。
また、歩幅に合わせて飛び石型に敷石を置いて動線を分かりやすくしたり、天然石などを使ってモダンな雰囲気にしたりすることもできるでしょう。
デザイン次第で100人100通りの家にできることも、敷石の大きな魅力です。

■メリット⑤:車輪が通りやすい

敷石を使うことで、ベビーカー・車いす・台車・自転車などの車輪が通りやすくなります。
土の場合不自然に凸凹してしまったりぬかるんで車輪が取られたりすることも多く、天候次第では非常に面倒になるでしょう。
敷石があればある程度地面が均されるため、石独特の凸凹はあっても車輪が通りづらくなることは防げます。
また、車輪が通りやすいということは人が歩きやすいということでもあります。
大きな荷物や小さなお子様を抱えて行き来することが多い家庭や、人の出入りが多い家庭であれば敷石を敷いて歩きやすくしてもよいでしょう。

■デメリット①:費用が高くなりがち

敷石の種類や量によって価格は変動しますが、費用が高くなる場合があります。
特に、特殊な素材を使えば更に高くなることが予想されます。
しかし、コンクリートを打つよりも安く抑えられる場合もあり、事前に見積もりを立てながら比較・検討してみることが大切です。

■デメリット②:掃除がしづらい

落ち葉が多く舞う季節や、万が一ガラスなどの割れ物を落としてしまったときなどに、掃除がしづらいのがデメリットとして挙げられます。
敷石を一粒ずつ取り除いてから掃除することは現実的でなく、落ち葉をひとつずつ取る必要が出てきます。
ほうきやブロアーを活用しても、全てを取り除くことはできないと考えておいた方がよいでしょう。
また、雪が多く降る地域とは相性が悪いとも言われています。

■デメリット③:滑って転ぶ恐れがある

使用する敷石のサイズや素材によりますが、雨などの水に濡れることで滑って転びやすくなる恐れがあります。
例えば敷石が大きい場合、砂利や土のように靴とのひっかかりが起きるポイントが少なくなり、滑ることが考えられます。
表面がツルツルした素材の敷石であれば尚更、危険が多くなるでしょう。
小さなお子様や杖をつく高齢者がいるご家庭では、十分注意しておくべきです。
ただし、敷石のサイズを小さくして目地を増やしたり、表面が凸凹した素材の石を選定してひっかかりを多くしたりすることで防ぐことも可能です。

■デメリット④:施工後の変更がしづらい

敷石はただ地面に石を置くのではなく、セメントや木地材を使って固めます。
そのため施工後の変更がしづらく、リフォームやイメージチェンジにコストと手間がかかることが難点です。
敷石を取り除く場合は下地ごと変更しなければならず、敷石部分にまで手を広げて工事することも少なくありません。
基本的に長く付き合うものであることを理解のうえ、後悔しないよう飽きのない素材を選定するとよいでしょう。

■デメリット⑤:DIYに向かない

なかには自宅のリフォームを業者に頼まず、自らDIYしようとする人もいるでしょう。
家のリフォームは専門性が高いものの、砂利敷きなどきちんと勉強してから臨めば過不足なく完了できるものも存在します。
しかし敷石はセメントなどで固める必要があり、最初から最後まで家族だけでおこなうのは非常に難しいと言えるでしょう。
石が重くて少ない人員では運べなかったり、セメントの使い方が分からず思ったようなイメージに仕上がらなくて後悔したりすることもあります。
多少お金がかかってでもプロに依頼することが前提の施行であると捉え、予算・素材・工期も含めて事前に見積もりを立てておくことをおすすめします。

敷石

■まとめ

敷石を敷くことでデザインに幅ができ、理想通りの家をかなえやすくなることは大きな魅力です。
しかし、費用とのバランスやその後の掃除・メンテナンスにも目を向け、長期的な目線で選んでいく必要があるでしょう。
砂利の種類やサイズによっても金額や手入れのしやすさが変わるため、まずは複数の砂利を見比べてみることをおすすめします。
造園資材館でも複数取り扱っていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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